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角ダクト(矩形ダクト)

角ダクト(矩形ダクト)は、建物内の空調・換気・排煙などの空気の流れを制御するためのダクト です。建物の構造に合わせてさまざまな形状・サイズに加工されます。
角ダクト(矩形ダクト)の主な種類
- 直管(基本的な長方形のダクト)
最もシンプルな形状で、空気の通り道の基本部分 となる直線のダクトです。 - ホッパー(異サイズのダクト)
ダクトのサイズを変えるための部材。大きなダクトから小さなダクトへ、またはその逆の接続に使われます。 - 90°エルボ(90°曲がりのダクト)
空気の流れを直角(90度)に曲げるためのダクト。天井や壁に沿わせる際に使用されます。 - 可変エルボ(45°や他指定角度のダクト)
45°やその他の角度に自由に調整できるエルボ。施工現場の状況に合わせて角度を調整できるのが特徴です。 - Sカーブ(S字に曲げる形状のダクト)
ルートの平行移動や高さの垂直移動などに使われる、S字状に曲げたダクト。障害物を避けるときにも使用されます。 - 梁巻き(建物の梁を避けるためのダクト)
建物の構造上、梁(はり)を避ける必要がある場合に使用される、梁の形に沿って設計されたダクトです。 - 消音エルボ(騒音を軽減するためのエルボ)
空気の流れによる騒音や振動を軽減するための特殊なエルボ。内部に消音材を入れた仕様のものです。 - 角丸(角から丸へ変更するためのダクト)
角ダクトから丸ダクトへスムーズに接続するための部材。空気抵抗を減らし、効率的な空調設計に貢献する形状です。 - T管(T字型に分岐させるダクト)
1つの空気の流れを2方向へ分岐するためのT字型ダクト。主に空調システムの分岐部分に使用されます。 - ダキ(異なるダクトを分岐するためのダクト)
異なるサイズや方向のダクト同士を接続し、空気の流れを適切に分岐・統合するための部材です。 - クロス管(十字に交差させるためのダクト)
空気の流れを4方向に分岐させるための十字型のダクト。大規模な空調設備などで主に使用されます。
ボックス類(BOX類)

ボックス類(BOX類)は、空調・換気システムにおいて空気の流れを調整し、快適な環境を作るための重要な部材 です。
空気を均一に分配したり、音を抑えたりする役割 を持っています。
ボックス類(BOX類)の主な種類
- 1点吊BOX
天井から 1本の吊りボルトで固定するコンパクトなボックス。狭い空間でも設置しやすく、小型の空調設備にも適用されます。 - 器具BOX
空調機器やダンパーなどの設備を組み込むためのボックス。空気の流れを調整しながら、機器を保護する役割 も果たします。 - チャンバーBOX
空気を溜めて均一に分配するボックス。風量のバランスを取るために使われ、空調の効率を向上させる効果があります。 - BL-BOX(ブリーズ)
建物の出入り口付近や窓の近くで、エアーカーテンのような役割を果たすBOX。室内と屋外の空気を遮断しながら、冷暖房効率を高める目的で使用されます。 - ハゴ板
ダクトルートの末端に設置され、下面に制気口などをつなぐための片BOX。最終的な吹出口や吸気口を接続するために使われ、空調の効率と調整を担います。 - パネルチャンバー
パネル状の部材で構成された 大容量の空気調整ボックス。空調システムの風量や圧力を調整するために使用され、大規模な設備に適しています。
丸ダクト(スパイラルダクト・継手類)

丸ダクト(スパイラルダクト)は、円形の空調・換気ダクトで、効率的に空気を流すために設計されたダクト です。
角ダクトと比べて空気の抵抗が少なく、静音性が高いのが特徴で、主にオフィスビル・商業施設・工場・病院などの空調設備に使用されます。
丸ダクト(スパイラルダクト・継手類)の主な種類
- スパイラルダクト
金属製の円筒状ダクト で、長尺のまま使用できるため施工がしやすい。空気の流れがスムーズ で、静音性・気密性に優れています。 - 90°エルボ(プレス・セクション)
ダクトを90度に曲げる ための部材。「プレス型」は滑らかな曲線で、「セクション型」はパーツを繋ぎ合わせた形状です。 - 45°エルボ(プレス・セクション)
ダクトを45度に曲げる 部材。90°エルボより空気の抵抗が少なく、流れを緩やかに曲げたいときに使用されます。 - ニップル(ソケット)
スパイラルダクト同士を接続するための継手。しっかり固定するために使用されます。 - カラー
角ダクトなどから丸ダクトの枝管を取り出すための接続部材。角ダクトと丸ダクトの接続や、分岐を作る際に使用されます。 - メクラ
ダクトの開口部をふさぐためのキャップ。空気の流れを調整して不要な開口部を閉じる場合や、将来用のルートとして一時的に塞いでおく場合にも使用されます。 - メクラカラー
カラーとメクラを組み合わせた部材。開口部をふさぎつつ、接続部分の取り出しや異径接続もできます。 - 丸短管(巻き物)
短い直管のダクトで、長さの微調整や部材同士の接続 に使用されます。また、スリーブとしても使用されることが多いです。 - R管(レジューサー)
ダクトの口径を変更する ための部材。異径ダクトを接続するときに使用されます。 - S管(フレ管)
S字に曲がった形状のダクトで、ルートの水平移動や垂直移動させるときに使用されます。 - T管
ダクトをT字型に分岐 させる部材。ルート分岐の際に使用されます。 - RT管
R管(レジューサー)とT管を組み合わせた 形状で、異なる口径のダクトの接続とT字分岐を同時に行う際に使われます。 - MT管
T管の先端が塞がれているタイプのT管。今後の増設を考慮し、一時的に分岐を閉じる際に使用 されます。 - XT管
ダクトを十字(クロス型)に分岐 するための部材。T管が方向に分岐するのに対し、XT管は2方向かそれ以上に分岐させる際に使用します。 - RXT管
XT管にレジューサー(口径変更)機能を持たせた 形状。異なる口径の4方向分岐に対応できます。 - MXT管
XT管(クロス管)の先端が塞がれているタイプ。今後の増設を考慮し、一時的に分岐を閉じる際に使用 されます。 - RTR管
R管(レジューサー)とRT管を組み合わせたもので、異径サイズのダクトをT字に分岐できます。枝部分の径が大きい場合にも対応できます。
鋼材(アングルフランジや架台など)

鋼材(アングルフランジや架台など)は、ダクトの接続や補強、支持架台として使用される重要な部材 です。
特にアングルフランジは、ダクト同士をしっかり接続し、気密性・耐久性を確保するためのフレーム として使用されます。
また、架台はダクトや空調機器を安定して支えるために設計され、施工現場の状況に合わせて様々な形状があります。
鋼材(アングルフランジや架台など)の主な種類
- アングル
等辺山形鋼と呼ばれL型の鋼材で、ダクトの補強やフランジの組み立て に使われます。現場での加工もしやすく、幅広い用途に対応可能です。 - 受けアングル
ダクトを支持するためのL型鋼。全ネジなどで吊り下げてダクトを支持するために使用されます。 - ダブルアングル
アングルを二重に組み合わせた支持部材。受けアングルよりも強度が高く、大型のダクトや重量のある設備の支持に使用されます。 - アングルフランジ
ダクトの接続部に使用する枠組みに加工されたアングルのフレーム。ボルトで固定することで、しっかりとした密閉性と強度を確保 できます。 - 補強フランジ
アングルフランジと同じ形状のもので、ダクトの中間に補強を施すために使うフレーム。接続用ではないため、接続用のボルト穴は加工しません。 - ドン付けフランジ
ダクトの本管から枝管を取り出す際のダクト端部に使用されるアングルフランジ。気密性を確保しつつ、本管開口部の補強にもなります。 - フラットバー
薄く平らな形状の鋼材で、ダクトの補強や接続部の補強材として使用 されます。軽量で加工しやすく、幅広い用途があります。 - アングル架台
空調機器やダクトを支えるためのL型鋼を組み合わせた架台。ダクトの荷重を分散させ、安定した設置を可能にします。また耐震補強としての重要な役割も果たします。
他・ダクト部材(キャンバス・金網など)

他・ダクト部材(キャンバス・金網など)は、空調システムの性能を最適化し、耐久性や安全性を確保するために使用される重要な部品 です。
ダクトの接続や振動吸収、風量調整、外部環境への対応など、さまざまな用途で活躍します。
他・ダクト部材(キャンバス・金網など)の主な種類
- キャンバス
ダクトの接続部に設置される柔軟な布製またはビニル製の継手。振動や騒音を吸収し、ダクトの動きを柔軟にする 役割を果たします。特に空調機器とダクトの接続部に使用されることが多い部材です。 - 平板
ダクトの端部のふたや補強、仕切り板として使用される 板材。ダクトの形状や仕様に合わせてカットし、現場でも使用されます。 - 折り板
曲げ加工された板材で、ダクトの補強や接続部分の補助材として使用 される。特に平板と併せてダクトの形状や仕様に合わせてカットし、現場でも使用されます。 - 金網
ダクトの吸気・排気部分に設置し、ゴミや異物の侵入を防ぐための部材。風量を妨げずに防鳥・防虫の役割も果たします。主に外気取り入れ口や排気口に取り付けられます。 - 天蓋フード
厨房などの天井に設置される換気用フード。厨房の熱や煙を効率よく排出し、空気の流れを整えるために使用されます。 - ウェザーカバー・防雪フード
雨や雪が入り込むのを防ぐために設計された排気・吸気用のフード。特に寒冷地の建築設備では防雪フードと呼ばれ、雪によるダクトの詰まりや落雪による変形を防ぐために、より強度の高い板厚のものが使用されることがあります。 - ダンパー
ダクト内の風量や流れを調整するための部材。手動で調整するものから、自動制御できるものまでさまざまなタイプがあり、空調システムの性能向上に不可欠な機器です。 - フレキ類(金属フレキ・保温フレキ)
柔軟性のあるダクト管で、狭いスペースや振動の多い場所に適した接続部材。金属フレキは、耐久性・耐熱性が高く機械的な強度が求められる場所に使用されることが多く、保温フレキは断熱材が巻かれており冷暖房の空調効率を高めるために使用されることが多いです。
ダクト副資材(ダクトテープ、シーラーなど)

ダクト副資材(ダクトテープ、シーラーなど)は、ダクトの接続・固定・気密性向上・耐久性向上のために使用される補助材料 です。ダクト自体の性能を最大限に引き出し、施工の精度を向上させるために不可欠な資材です。
ダクト副資材(ダクトテープ、シーラーなど)の主な種類
- シール材
ダクトの接続部や継ぎ目に塗布することで、空気漏れを防ぎ、気密性を高める材料。主にチューブ型でペースト状のものが使用されます。 - シリコン材
湿気に強いシーリング材で、耐熱・防水性を求められるダクト接合部に使用。特に屋外ダクトや水気の多いダクトの接続部に適しています。 - ガスケット
ダクトのフランジ接続部分に挟み込み、気密性を確保するためのクッション材。耐熱・耐圧仕様のものがあり、使用用途や環境によって選定されます。 - ダクトテープ
ガムテープに似た強力な粘着テープで、ダクトの補修・補強・仮固定に使用。工具を使用せず手で切ることができるので、施工時や応急処置に役立つ汎用性の高い資材です。 - アルミテープ
アルミ製の耐熱テープで、ダクトの接続部や断熱材の固定に使用。耐候性や気密性が高く、屋外や高温環境のダクト施工にも適しています。 - テックスビス
ダクトの組み立てや固定に使用する専用ビス(ドリルネジ)。鉄板に対してしっかりと固定でき、下穴も不要なため施工のスピードアップに貢献しています。 - ボルト・ナット(各種)
ダクトフランジの固定に使用する基本的な締結部材。サイズや種類により強度が異なり、用途に応じたサイズのものが使用されます。 - ワッシャー
ボルト・ナットと併用し、締め付け部の負荷を分散させるための部品。ダクトの接続部をより強固にするために使用されます。 - 固定バンド(ダクト固定用)
ダクトを壁や天井にしっかりと固定するための金属バンド。振動やズレを防ぎ、ダクトの安定性を向上させます。 - 吊り金具(天井吊り用)
天井からダクトを吊るすための金具。主に天井鋼材と全ネジを接続固定する為に使用されます。重量のあるダクトを安全に設置するためにも使用され、振動や揺れを抑える役割も果たす部材もあります。